≪中之条大学事務局所在地(中之条町立中央公民館)≫

≪中之条大学事務局所在地(中之条町立中央公民館)≫
群馬県吾妻郡中之条町大字伊勢町1005-1(ツインプラザ内)
電 話 0279-76-3113
FAX 0279-76-3112
Email  univ@town.nakanojo.gunma.jp

2015年9月2日水曜日

吾妻東部町村連携講座が始まりました。

吾妻郡東部にある3町村“中之条町”と“東吾妻町”と“高山村”の3町村が連携し、
1つの講座を開催する「吾妻東部町村連携講座~ふるさと探訪~」が始まりました。

この講座は、全国的にも珍しい取り組みで、町村の枠を超えて講座を実施しすることで、
より広域的にふるさとについて学べる場を提供しています。

今年度の初回は嬬恋村に行ってきました。
いきなり吾妻東部3町村ではありません。

実は、吾妻郡西部3町村でも同様の講座を実施しているので、
お互いにネタを提供しあえるのもいいところです。

「天明3年浅間焼けの痕跡をたどる」と題し、1783年の浅間山の大噴火ゆかりの地を巡りました。
参加者は総勢約70名と、毎年人気の講座です。
最初は嬬恋郷土資料館で開講式です。

今回のガイドは嬬恋軽井沢自然倶楽部の方々です。
70名を同時にガイドするのは無理なので、4班に分かれて行動します。

この班は最初に鎌原地区を散策します。
嬬恋村鎌原地区は、天明3年の大噴火による土石ながれで、集落がほぼ全滅した集落です。
当時570名いた住民が93名しか残らなかったそうです。

当日はあいにくの曇り空で浅間山は見えませんでしたが、
天気がよければ大きな浅間山が姿を見せます。

ここは延命寺跡です。
ここも土石ながれでなくなりました。

正面奥が盛り上がって丘のようになっています。
土石ながれの先端は盛り上がるそうで、この丘はまさにその場所だそうです。

鎌原神社です。
鳥居右にある郷倉は、噴火後の集落再建の際に作られたものです。
集落の人たちが飢饉の時に食べ物に困らないように、粟や稗を蓄えていたそうです。


奥に見える建物はオヤです。
オヤとは馬の飼料を貯蔵する建物です。

延命寺にあった石碑です。
東吾妻町矢倉の吾妻川から出てきたそうです。

鎌原観音堂です。大噴火の際に住民はここに逃げました。

階段は今では15段しかありませんが、発掘調査をすると元々50段あったそうです。
高さにすると約6メートルあり、土石ながれで埋まった高さが分かりました。
この発掘調査では、階段を昇りきれなかった2体の遺体が見つかりました。
ここからも土石ながれの速さが推測されます。

地元の方々がお茶と漬物を用意してくれています。
住民の方が交代で毎日サービスしてくれているそうです。

鎌原地区の散策が終わったら、嬬恋郷土資料館でジオラマやパネルを使った説明を聞きました。

ここは浅間鬼押し出し園です。
浅間山の火口に近い場所です。

最初に噴火のメカニズムをコーラを使って教えてくれました。

コーラにメントスを入れて噴火させました。

色んな形の奇岩があります。
溶岩ブロックと言って、表面を流れた溶岩はゴツゴツした形になるそうです。

警戒区域ではシェルターを所々作っておかないと遊歩道として認められないそうです。

遊歩道のてっぺんにある浅間山観音堂です。
噴火の犠牲者を弔うために1958年に作られたそうです。

この講座をとおして、天明3年の大噴火がいかに恐ろしいものだったのかを学ぶことができました。

長い地球の歴史から見れば、たかだか230年前のできごとです。
天明3年の大噴火は非常に特異な自然現象なので、しばらくは起こることはないそうです。

ただ、私たちの生活は火山と隣り合わせということをあらためて認識させてもらいました。

吾妻東部町村連携講座は、この後中之条町、高山村、東吾妻町と続きます。

今年度の受講生の募集は終了していますので、また来年お待ちしています。