ふるさとに会える町講座では、「ふるさとなかのじょう」の魅力をまちの人に知ってもらおうと、 登山や花めぐり、郷土料理作りなどの教室を開催しています。
今回は、中之条町六合地区の魅力にふれる講座です。
ノゾリキスゲが群生する野反湖と川底から温泉が湧き出す尻焼温泉を訪れます。
みなさん、「ノゾリキスゲ」ってご存じですか?
実は「ニッコウキスゲ」のことなのです。
地元の人は愛着をこめて、野反湖(ノゾリコ)周辺に咲くニッコウキスゲのことを
「ノゾリキスゲ」と呼んでいます。
このブログでは、地元の呼び名にならって、「ノゾリキスゲ」と表記いたしますね。
案内役は、野反湖に咲く花のことなら何でも知っている中村先生です。
実は『花かおる野反湖』の著者でもあります。先生の案内で、ノゾリキスゲが大群生する湖畔を散策しました。
先生の説明を聞きながら散策すると、不思議なことにノゾリキスゲだけでなく実にたくさんの高山植物が息づいていることに気づかされます。
イブキトラノオ、ノハナショウブ、シモツケ、クルマユリ・・・などなど。
野反湖はまさに百花繚乱といったところです。
美しい野反の自然。
それを守るためには多くの労力が必要です。
下刈りや植栽活動、保護ロープの設置など、そんなお話もしていただきました。
青い空、白い雲、緑の山々が映える野反湖の美しい風景。
大切に守っていきたいですね。
1時間半の散策を終え、六合の入山地区にある昼食会場へ移動します。
おいしい食事に舌鼓を打ちながら、オーナーの清水さんから六合の温泉についてお話を伺いました。
午後は、尻焼温泉を見学しました。
午前中に引き続き、中村先生に案内していただきました。
尻焼温泉は、長笹川の川底から温泉が湧き出していて、川をせき止めた大きな露天風呂となっています。
このような川の凹みから源泉が湧き出しています。
場所ごとに温度は異なりますが、熱いところでは53℃くらいになることもあるそうです。
歩き疲れた足を尻焼の湯に浸し、しばしリフレッシュ。
個人旅行ではなかなか知ることができないところまで六合の魅力を十分に教えていただきました。
中村先生、どうもありがとうございました!
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