群馬県民のソウルフード焼きまんじゅうの作り方講習会を開催しました。
中之条大学では、「ふるさとに会える町講座」と題して、郷土料理講習会や町の歴史や文化、
自然を学ぶ講座などを行っています。
焼きまんじゅうは、あんこの入っていないまんじゅうに甘い味噌だれを塗って炭火で焼く料理です。
濃厚な味噌だれと、炭火焼きの香ばしさとまんじゅうのふんわり感が食欲をそそります。
今回の教室の講師は群馬県立北毛青少年自然の家から来ていただきました。
この施設では、普段は林間学校の受入や自然体験プログラムなどを行っていますが、
今回は特別に大人向けに出前講座をしてくれました。
この日は、地元中学生が職場体験として、4名の中学生がお手伝いしてくれました。
まずは会場準備です。道具を準備し、テーブルを入念に拭きます。
次に材料を各テーブルごとに分量を量って用意しておきます。
外では、炭をおこしています。うちわの2枚重ねがポイントだそうです。
ひと通り準備が済んだら受付です。参加者の名前を確認し、参加費をいただきます。
まずは、作り方を簡単に説明します。この方々が今回の講師陣です。
作り方を教わったら、まずはまんじゅう作り。こねるには結構な力が必要です。
先生の見本を触ってみます。耳たぶの固さくらいまでこねられればOKです。
まんじゅうはよく膨らむので、梅干しくらいの大きさに丸めて蒸し器に並べます。
まんじゅうが膨らむか膨らまないか。一番大事な発酵の時間です。
真夏ですが、部屋をファンヒーターで暖め、蒸し器を毛布で覆い被せ、十分発酵させます。
焼きまんじゅうの味の決め手!味噌だれです。
これは作るのに時間がかかるので、北毛青少年自然の家シェフに事前に作ってもらいました。
発酵が済んで十分膨らんだまんじゅうは、急いで蒸します。
蒸かしたてのまんじゅうはふかふかして美味しそうです。
このままでは、串に刺しにくいのでよく冷まします。
串刺しにもコツがあります。先端を水で濡らしながら刺さないと串が入っていきません。
これで焼きまんじゅうのタネは完成です。
先ほどおこしておいた炭で焼きます。
最初はたれを付けずに素焼きします。
軽く焦げ目が付いたら、味噌だれをたっぷり塗ります。
続いてもう一度焼きます。
軽く焦げ目が付けば完成です。
濃いめの味が好きな人は、最後にもう一度たれを付けて食べると絶品です。
蒸かしたて、焼きたての焼きまんじゅうは、お店では味わえない格別な味がします。
参加者の皆さんもこんな「美味しい焼きまんじゅうは初めて食べた」と大満足の講座でした。
まだ大事な仕事が残っていました。
中学生たちが最後の後片付けをしてくれて、終了です。
中之条大学では、このような講座のほかに講演会などの公開講座、趣味を広げる教室や教養を高める講座、
自然探索など多種多様な事業を行っています。
詳しくは、中之条大学事務局(電話:0279-76-3113)までお問い合わせいただくか、
毎月15日発行の中之条大学だよりをご覧ください。